減塩について真剣に考える。塩分不足 or 取りすぎによる体への影響は?

「塩」は東洋医学的には、スーパー陽性食品に分類され、体温を上げたり栄養吸収率を高めたりと、人間の生命維持には欠かせない存在です。本記事では、塩の悪いところ良いところをなるべく中立な立場から考えていきたいと思います。

目 次

「塩は危険!」は半分ホントで半分ウソです。

結論を言ってしまえば、

普通の塩を普通にとる分には全く問題ありませんが、駄目な塩を習慣的にとることは危険です。

 

■ 普通の塩=ミネラルバランスが整っている塩
■ 駄目な塩=塩化ナトリウム99%以上の塩

 

しかし世間では何故か、全ての塩をひとくくりにして「減塩しろ!塩は危険だ!」と叫んでいますが、それは大間違いです。

僕はテレビも新聞も見ないので、「塩は危ない」ということを始めて親から言われた時は衝撃的でした。

え?塩が?

僕は、塩が体に悪いという風潮に、もの凄い違和感を感じました。

なぜなら、塩を否定するとなると、海水も、ミネラルも、人間の体液も、すべてを否定しているように聞こえたからです。

そもそも、体には微量の電気が流れているので、塩が足りなければ電気の流れは悪くなり様々な問題が発生してきます。

出典:サントリー水育キッズ

もし本当に塩が悪だとしたら、人間は一体どういうシステムで動いているのかを、子供でも分かるように説明してもらいたいものです。

 

結論。体に不要なのは「精製塩」

精製塩とは、ふつうに市販されている食塩、食卓塩、クッキングソルトなどをいいます。

食卓塩は、食卓での味付け用(卵にかけるとか天ぷらにかけるとか)

食塩は、調理時の味付け用という違いがあります。

「精製塩」ってどんな塩?

塩水を化学的に精製して、にがり(ミネラル)を極限まで取り除き、塩化ナトリウムを99%以上に調整してある化学塩のこと。

「天然塩」ってどんな塩?

化学的な力ではなく、「天日」「平釜」などの、物理的な自然な力を使って水分を抜く方法。加工も添加も一切加えない、ミネラルそのままの塩

とりあえず確実に言えるのは、

塩化ナトリウムだけを大量に摂取することは体にとっては不要どころか有害であるということです。

その理由についてはあとで説明していきます。

 

塩の歴史の転換点。精製塩は、いつ来やがった?

縄文時代後期~平安時代までは、「藻塩焼き(もしおやき)」

8世紀~現代にかけては、「揚げ浜式塩田」

昭和20年代後半までは、「入浜式塩田」

そこから昭和46年(1971)までは、「流下式塩田」

そして、

昭和46年(1971年)に「イオン交換膜製塩法」が開発され、ここから、塩作りに劇的な変化が起こる。

 

その転換期の昭和46年4月に「塩業近代化臨時措置法」という法令が施行されます。

塩業近代化臨時措置法とは?

民間企業に勝手に海水から塩を作らせないための法律
国営企業である日本専売公社(のちのJT)が、イオン交換膜法で作られた塩を、製造販売し国益を上げていくための、いわば国策です。

この法律によって、純度99%のミネラル0の単なるしょっぱいだけの塩化ナトリウムが、日本の「食塩」として定着することになりました。

 

「精製塩」と「減塩活動」が普及すると、人々の体はミネラル不足になり弱体化していった…

癌、高血圧、花粉症、アトピー性皮膚炎など含め、聞いたことのないアレルギーや病気が急増したのは1960年代以降です。

今や病名は1万を超え、それらの原因を完璧に特定することは困難です。ですが、ミネラル不足が大きな原因の一つであることは確実です。

ガンの原因を真剣に考える

 

人体は60%が水分で、その中のほとんどはミネラル、つまり海水です。

人体に必要とされるミネラルは16種類とされていますが、精製塩にはナトリウムしか含まれていません

 

ミネラルの種類

主要ミネラル(7種類)

カルシウム・リン・カリウム・硫黄・塩素・ナトリウム・マグネシウム

微量ミネラル(9種類)

鉄・亜鉛・銅・マンガン・クロム・ヨウ素・セレン・モリブデン・コバルト

 

「天然塩」は70種類以上の鉱物やミネラルを含む

天然塩に含まれるミネラル割合

80% 塩化ナトリウム
15% カルシウム、マグネシウム、カリウム
5% その他の微量ミネラル

その他の微量ミネラル

イオウ、炭素、臭素、窒素ケイ素、アンモニア、フッ素、リン、ヨウ素、ホウ素、リチウム、アルゴン、リビジウム、銅、バリウム、ヘリウム、インジウム、リブデン、ニッケル、ヒ素、ウラン、マンガン、バナジウム、アルミ、コバルト、アンチモン、銀、亜鉛、クリプシン、クロム、水銀、ネオン、カドミウム、エルビウム、葉酸、ゲルマニウム、キセノン、スカンジウム、カリウム、ジルコニウム、鉛、ビスマス、ニオブ、金、ツリウム、タリウム、ランタン、ネオジム、トリウム、セリウム、セシウム、テルビウム、イッテルビウム、イットリウム、ジスプロシウム、セレニウム、ルテチウム、ハフニウム、カドリウム、プロセオジム、スズ、ベリリウム、サマリウム、ホルミウム、タンタル、ユーロビウム、鉄、ストロンチウム

天然塩にはこれだけのミネラルが含まれています。こんなサプリは世界のどこを探しても存在しません。

そして、ミネラルは量よりも、種類やバランスがすべてなので、精製塩みたいにナトリウム1種類だけを入れたところで何の役にも立ちません

ミネラルはビタミン同様、体内で合成することができないため、100%外部補給になります。

 

「減塩しお」もアウト

減塩しおという謎の塩が流行っていますが、これは塩化ナトリウムの一部を塩化カリウムに置き換えたバージョンの精製塩です。

要は、「ナトリウムが血圧を上げる原因だから、じゃあナトリウムを減らせばいいでしょ!」という発想です。

結局これも、ミネラル全体のバランスを無視しているので、おそらくまた同じ結果になるかと思います。

それに、東洋医学ではカリウムは体を冷やす「陰性食品」とされていますから、冷え性の人はより冷え性になっていきます。

 

こういう話があります。

アサリの砂抜きをするために精製塩の塩水に浸しておくと、1~2日後には死ぬ。しかし、自然海塩の塩水に浸すと、アサリは生き生きとしてくる。

要するに、現代人は今、死にかけのアサリ状態になっているに等しいのです。

 

塩の代わりに登場した保存料

塩は作物の保存に最適な食材として古くから使われてきました。塩味のきいた漬物や、塩の昧がしみ込んでいる干物などは何か月も腐ることなく保存が可能で、まさに先人の知恵でした。

しかし、塩が悪者になり減塩ブームが起こると、塩を保存料として使えなくなってしまったメーカー側は、新たに多量の添加物を加えることで、食品の保存を可能にしようと考えました。

このようにして徐々に本物の塩が消え、わけの分からない添加物だけが世に広がっていったのでした。

 



 

なぜ塩分は悪者になったのか?

厚労省は、食塩摂取量の目標値を、つい最近までは13gに設定していましたが、なぜか今では男性8g未満、女性は7g未満。高血圧学会にいたっては6g未満にまで下げるよう定めています。

 

減塩すべきその理由としては

高血圧になる
ニガリが害になる

 

このような主張ですが、一個ずつ考えていきます。

 

高血圧になる(←全くのデタラメ)

高血圧患者が増えているのは、塩が原因だと、いまだに言われています。国の指導に足並みをそろえ、多くの医療現場や栄養士、食品、飲食関連企業などが減塩、減塩と叫んでいます。

しかし残念ながら、高血圧患者急増の原因は、塩とは全く別のところにあります

 

【ウソ1】血圧基準値の引き下げ

下のグラフを見れば明らかなように、国は「血圧の基準値」を年々下げています。

1987年には「血圧160を超えたら高血圧」だったのが、

2011年になると「130を超えたら高血圧です。

と、このようにコソコソ変えてきたわけです。

 

この凄さ、分かりますか?

わずか20年たらずで、基準値を30も下げたんですよ?

つまり、「健康な人」→「高血圧患者」に変えてきたのです。

その努力のかいもあり、高血圧患者は急増し、薬はバカ売れし、年間1兆円を超える巨大利権が誕生したのです。

で、高血圧の犯人役に任命されたのが「塩」だったわけです。

 

ちなみに、元・名古屋市立大学教授の青木 久三先生は、食塩摂取量と血圧の関係を大規模調査しました。その結果、食塩摂取量と高血圧症の関係はまったくなかったことが、1984年の時点ですでに判明されています。

 

【ウソ2】1日6gに抑えるほど腎臓はヤワじゃない

腎臓の役割をみてみると

・塩分(ナトリウム)の調節
・水分(尿)の調節
・血圧の調節
・血液の濾過(洗浄)

血液中のナトリウム濃度は腎臓によって一定に保たれています。これをナトリウム・ホメオスタシス(恒常性)といいます。

余分な塩分は、水分(尿)とともに体の外へ排出するシステムになっていて、1日に最大50gの食塩を排泄する能力があるとされています。なので、理論的にはいくら塩分を取り過ぎても、数日たてば排泄される計算です。

つまり人体は、たくさんの塩分を摂取する前提で、そもそも出来ているため、そこまで塩に対してヤワじゃありません。

 

ただし、腎臓に異常がなければ・・・

 

腎臓の障害は、塩以外のところに原因があります。

塩分を摂取して高血圧になる人は、腎臓に何かしらのエラーが起こってると考えるべきです。

例えば、腎臓に炎症がおきているとすれば、その原因は病原菌の感染によるものかもしれないし、糖質やタンパク質の過剰摂取かもしれない。あるいは薬の影響も考えられる

であれば、どんなに減塩しても高血圧は治らないし、むしろミネラル不足になってさらに弱体化していく可能性が高いです。

さらに言うと、動脈硬化が原因で血圧が上昇している可能性だってあります。これもスタートは血管内での炎症にありますから、減塩どうこうで治る話ではありません。

しかも、頑張って減塩をしても血圧が下がる人は全体の2~3%程度しかいないそうです(医者によっては2~3割)

塩分を制限してるのに血圧が下がらない場合は、むしろ塩分をしっかり摂った方が血圧が下がります。塩分を摂ることで体が温まり、血管も拡張して血流が良くなるからです。

また、腎臓病の多くは、果物と甘い物の食べすぎが原因なので、塩分を充分に摂れば大抵は良くなります。

 

以上のことから、塩の取り過ぎによって高血圧症になるという理屈は、かなり無理があると言えます。

そもそも、本当に塩が血圧を上げるなら、低血圧の人の治療として使われるはずです。

 

ニガリは害になる

ニガリとは?
海水から取れる天然塩から、塩分を抜いた残りの成分、つまり余分なミネラル。

にがりの主成分は、塩化マグネシウムです。

塩化マグネシウムを主成分とする「にがり」を摂りすぎると、下痢や重大な健康被害を引き起こします。これは、マグネシウムの過剰摂取とミネラルバランスの悪さが原因です。

つまり、落としたニガリを液体としてそのまま飲んだりすることが危険なのであって、にがりをほどよく残した天然塩は、体にとって理想的と言えるのです。

 

塩反対派(塩メーカー)がニガリは健康に悪いと主張する理由

ニガリはタンパク質を固めてしまう働きがあるため、人間の体内に入ると内臓も固めてしまう。豆腐は実際ニガリを入れて大豆のタンパク質を固めて作られるため、ニガリを摂り続けると内臓も豆腐のようになってしまう。

という主張。

 

反対に、ニガリは悪くないという意見

豆腐にニガリを混ぜても常温では固まらない。ゆえに人間がニガリを摂っても大丈夫である。

人間の内臓の平均体温は37.2~38度であり、ニガリを摂取しても固まらない。
さらに、マグネシウムの余分なものは腸で吸収されるため大量のマグネシウムが腎臓や肝臓にはいかない。

マグネシウムの1日の必要量は約300mgと多い。しかし、近年ではミネラルを多く含んだ食材であっても、加工品となってしまっているために不足傾向にある。

さらに、自然塩の塩化ナトリウム以外の成分はたったの1%~15%程度であり、人体に害を及ぼすほどのニガリを摂取することはむしろ困難である。

これが「ニガリは悪くない」という意見。

 

結論としては・・・

にがりの液体をそのまま飲んだりすることは、害である。

しかし、塩の中に残っている、ほどよいニガリ(ミネラル)は、人体にとっては非常に有益。

よって、過剰な摂取さえしなければ、天然塩をしっかりと摂取することは、体にとっては非常に有益で、何一つ問題なしと言えます。

塩を摂取する際に意識すべきは、あくまでミネラル全体のバランス。マグネシウムの量だけを気にするとか、カリウムの量だけを気にするとかは百害あって一利なし、糞の役にもたたないことを理解しておきます。

 



 

「天然塩なら、いくら食べても大丈夫」ではない。

そもそも「1日6g未満」とは、何を根拠に決めた数字なのか?

この1日6gという数字は、高血圧に関わる病気だけを抑えようとした場合の数字です。

つまり、それ以外の病気は全く考慮していません。

ということは、この数字を信用してしまうと、塩分不足で体温が下がり、ガンなどの他の病気を誘発するリスクが極めて高くなると言えます。

 

では、一日何gが適正か?

日本人の食塩需要量についての資料として、農山村住民においては食塩需要量は平均20~25g、最大40gにも及びます。

一方で都市居住者においては1日食塩摂取量は10g内外と推測されると報告されています。

 

また昭和25年(1950年)当時、日本人の平均栄養所要量として示されていた食塩量は1人1日13gで、全栄養素摂取基準量の約2.6%とされていました。

また、この時に行われた、他の栄養素との利用効率について調べた研究によると、

食塩量5%以上に多くなると不利であるが、食塩摂取量13g(2.6%)の基準量は、たんぱく質75g(15%)の栄養効率に対して有利と考えられる。

つまり、塩を1日13g程度とることで、たんぱく質が効率よく体に吸収されるよ。という結果です。

 

これらを元に考えると、

(12歳以上の場合)
一般人なら8〜10g程度
体を酷使する人で10〜15g程度
アスリートだとそれ以上(競技による)

 

このぐらいの量が基本ベースになるかと思いますが、あとは住んでいる地域が、暑いか?寒いか?夏か?冬か?によって大きく変わってきます

つまり、自分の適正な塩分摂取量を知るには、自分の普段の運動量住んでる地域(温度)季節などを考慮しないといけないわけです。

 

海水を飲んだら?

昔から
「海水を絶対に飲んではいけない」
「海水を料理に使ってはいけない」
と言い伝えられていますが、

それは「祖先がニガリが人体に対して有害であると知っていた。」というよりかは、そもそも衛星的な問題と、海水の塩分濃度が高過ぎるからです。

海水の塩分濃度は3%
血液の塩分濃度は1%

余分な塩分が入ってきても許容範囲であれば体は排出してくれますが、度を越すと脱水症状を引き起こし最悪死亡します。

海水をそのまま飲むと、オエ!と吐きそうな感じになるのは、塩分濃度が体の許容範囲を超えているからです。

昔から天然塩の生産が盛んな地域では、切り傷・すり傷の消毒、皮膚病の治療などにも利用されてきた事実がありますが、それはあくまで皮膚表面の殺菌が目的ですから、体内に入れる場合は、とにかく度を超えないようにだけ注意が必要です。

(まぁ、注意しなくても何かしらの症状として現れますが。)

こういう話は、塩やニガリに限った話ではなく、すべての物にいえることです。

結局、どんなに有益な物も、度を越せば毒になるってことです。

 

食べものに含まれる塩分量

ラーメン 5g~6g
握り寿司一人前(醤油を含む) 5g
焼き魚定食 4g~6g
天丼 4g
ハンバーガー 3.5g
カレーライス 3.3g
インスタントラーメン 5.5g
ウスターソース(大さじ1 ) 1.5g

こういう物に使われている塩は、費用を抑えるために基本的には精製塩が使われています

 

体内での「塩の働き」を考えてみる

体内にある塩分量は?

人は体重の約60%が水分
塩分濃度は水分量の約0.85%

体重60kgの成人の場合
水分量(体重の約60%)=36kg
体内の塩分量(水分量×塩分濃度)=306g

塩(ミネラル)は水分と共に、汗、便、尿によって体外へ排出されます。

 

塩分と水分はセット

人間の体内では、塩分は水分とくっついて動いています

その証拠に、体の中から出てくる液体は、涙、汗、鼻水、血液にいたるまですべて塩辛いはずです。

体の中はつねに、一定のミネラルバランスで保たれているので、体から塩分だけを都合よく減らすことはできません

つまり「塩分と水分は、増えるも減るもセット」というわけです。

塩分が減る=水分が減る

ということは、全身がカサカサに乾燥するのは、塩分(ミネラル)不足が原因かもしれません。

 

体温調整

塩は体熱発生の源であり、そしてその熱を維持する力を有する。

人体(自然治癒力)は体温が36度~37度の範囲に保つためにさまざまな調節を行います。

 

例えば、汗はその一つです。

体が熱くあると、
発熱体である塩を体外に出すことで体温を下げる

体が冷えてくると、
血液中の水分を減らして塩分濃度を高める

 

よって、体内に塩分が十分に満たされている状態が、体熱発生の条件となります。

 

精製塩(塩化ナトリウム99.5%)だと体はどうなるか?

塩化ナトリウムだけの塩を取り続けると、人体はこのようになります。

食塩(Nacl)は、塩素とナトリウムからできているので、食塩をとり過ぎると血液中にナトリウムが多くなる。

ナトリウムには吸湿性があり、血液中にたくさんの水分を引き入れるから血液量が多くなる。

心臓は増えすぎた血液を送り出さなければならない。

血圧が上昇

ちなみに最近だと、ナトリウムではなく「塩素」こそが血圧上昇の要因だという意見もあります。

どっちが正解かは分かりませんが、いずれにせよ食塩には、塩素とナトリウムしかありません。ですから、体にとって優れたミネラルバランスでないことは確かです。

 

このように、塩化ナトリウムだけの塩(精製塩)ばかり摂っていると、確かに血圧は無意味に上昇します。(ただし全員ではない)

一方で、体内に必要な多種類のミネラルを含む自然塩は、健康に良いことはあっても悪いことは、ほぼほぼありません

天然塩を適切に補給しておけば、ミネラル全体が上手く機能しあい、無理なく処理されるので、高血圧の心配もいらないし、かえって体が若返ります。

 

精製塩による害はむしろこっちのほうだと思います。↓

 

「高温処理」と「低温処理」の塩は全くの別物

高温処理されているのが精製塩です。

高温で処理された塩の場合、ナトリウムと塩素の結つきが強力になります。

なので、本来すみやかに処理されるはずの塩素が、いつまでも体内に残ってしまうことが体にとっての害と言えます。

これに対して、低温処理の塩の場合は、塩素とナトリウムの結びつきが弱いので、体内に入ると塩素はさっさとナトリウムから離れ、それぞれが自分の仕事をまっとうします

塩素は、尿や汗などから速やかに体外に排出されるため、人体には、ほぼノーダメージです。

 

要するに、血圧を上げたり体に害を及ぼしている正体は・・・

■ ミネラルバランスの悪い塩
■ 高温処理された塩

つまり、精製塩ということになります。

昔ながらの”天日で干す”ような低温処理によって作られた塩であれば、ミネラルはあるし、塩素もカラダに残りにくいので極めて安全だといえます。

 

やはり「偽塩」は百害あって一利ない

食卓塩なんかは「塩化ナトリウム99%以上」と堂々と書いてありますが、このような偽塩は、食品メーカーやレストランなど、ほぼ全ての販売食品に使用されています。

こんな塩であれば確かに減塩も必要かもしれません。

 



 

塩は「体温」を上げるのか?

体温を調節しているのは?

人の体(自然治癒力)にはあらかじめ、体温を36度~37度の範囲に「セットポイント」として設定され、それを保つためにさまざまな調節を自動的に行っています。

・体温が常に一定になるように調節しているのは、自律神経ホルモンです。

・外気温度をチェックするセンサーが、皮膚です。

・体温調節の司令塔となっているのが、 間脳の視床下部です。

・他にも、血管汗腺なども関わっています。

中でも特に、視床下部がしている体温調節のメカニズムは、エアコンの自動調節機能にソックリです。

 

塩分(ミネラル)があって初めて体温調節は機能する

これら一連の作業は、電気信号によって情報伝達がなされ成立しています

そして、これらをスムーズに行うには、電気が通りやすい環境、つまり電解質(塩分)が必要です。

中学校で食塩電池の実験をしたときのことを思い出してください。塩分はよく電気を通したはずです。

出典:サントリー水育キッズ

身体の水分(体液)には、「電解質(イオン)」が含まれています。

この電解質は、細胞の浸透圧を調節したり、筋肉細胞や神経細胞の働きに関わるなど、身体にとって重要な役割を果たしています。

体温が上昇したときは汗を流して体温を下げ、逆に体温が下降したときは血液中の水分を減らして塩分濃度を高めることで体温を上昇させようとします。

 

体が熱くあると、
発熱体である塩を体外に出すことで体温を下げる

体が冷えてくると、
血液中の水分を減らして塩分濃度を高める

 

つまり、塩が体温を上げるわけではなく、体温を上げるために塩が必要なのです。

減塩によって血中塩分濃度が不足すると、これらの自然治癒力の調節が出来なくなり、寒がりや、冷え性になります。

 

減塩による人体への悪影響

体の冷え・免疫力の低下

塩は体熱発生の源であり、またその熱を維持する力を有する

人体(自然治癒力)は体温が36度~37度の範囲に保つためにさまざまな調節を行っています。

また、人間の免疫は、体温が40度~42度のときに最もその力を発揮します。

つまり、発熱体である「塩分」が、体内に十分に満たされていなければ、体熱の発生は困難になり、体温は下がり免疫も低下していきます。ですから、「寒がり屋」というのは体質ではなく、単なる「体調」にすぎないのです。

分解・吸収能力の低下

胃に入った食べものは、胃の中の酵素と塩酸で分解され殺菌されますが、塩が不足すると、この機能が弱まります。

塩は腸内の微生物や酵素と協同作業で食べ物を消化吸収させる役割を持っています。

体内に入った病原菌に弱くなる

たとえばチフス菌やコレラ菌、赤痢菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、連鎖球菌、緑膿菌などを殺菌する役割を果たすのは活性酸素ですが、これも主役をつとめるのは酵素と塩素ですから、塩が不足すれば、感染し放題の無法地帯と化します。

老廃物の排出が低下する

人間には、体内で使用されたエネルギーの燃えかすや、死滅した細胞などの老廃物を可溶化して、尿や汗として対外へ排出する機能があります。

ここでも必要なのは塩なので、塩が足りないと老廃物がスムーズに排出されないので、慢性病の原因となります

女性の子宮にしても、pH(水素イオン濃度)は、2.5~3という強酸性ですから、ここにも塩化物である塩酸が深くかかわっているわけです。

アレルギーの増加

アレルギー症状が多い方は、東洋医学的には「陰性体質が強い」と診ます。

つまり、塩不足です。

なので、体が冷える陰性の症状に対しては、「陽性」である塩を十分取るべきと説きます。

 

というわけで塩は、

・情報伝達機能
・消化吸収機能
・防衛機能

これらの重大な任務を担ってきたわけですが、果たして本当に「塩を極限まで排除」することが健康に繋がるのでしょうか・・・?

 

東北地方の人が「塩」を必要としていたワケ

ひと昔前までは、東北地方の人に高血圧や脳卒中が多くいました。

それは塩分のとり過ぎが原因だということにされ、日本全国に減塩運動が起こり今日に至ります。

 

ですが、東北地方の人は、塩分をたくさんとる必要がありました。それは、

寒い地方のため塩を摂って体温を上げる必要があった。

冬は保存食が多くなり、他の地域より漬物などで塩分をたくさん摂っていた。

塩分には体を温める作用があります。

もし、東北の人々が当時、塩分を多量にとっていなかったら、体温が低下して、脳出血で倒れる何年も何十年も前に、肺炎、結核、リウマチ、ガン、自殺などの冷えの病気で早死にしていたに違いありません。

 

血圧が高いのは、そもそも「寒いから」

慶応義塾大学の伊香賀教授によると、室温18℃未満の家に住む人はそうでない人よりも6〜7倍も高血圧になりやすいという調査結果がでています。

これは、高血圧の原因とされている加齢や肥満、喫煙、塩分摂取よりも、室温が低い方が高血圧になる確率が高いということです。

つまり、寒い場所に住んでいる東北地方の人たちが血圧が高いのは至極当然のことなのです。

 

【再び】高血圧のウソ

1980年代に入ってアメリカが中心となって世界32カ国、52地域、約1万人を対象に、世界的に大規模な疫学調査『インターソルトスタデイ』が行われました。

1988年に出されたこの結果から、高血圧の原因は以下であると発表されました。

① 遺伝的要因
② 肥満・アルコール摂取・ストレスなど環境要因
③ 腎臓障害など病気の影響

これらの要因が強く疑われ、「1日の塩分摂取量が6~14グラムの人には塩分摂取量と高血圧に相関はなし」と結論づけました。

というわけで、塩が高血圧を引き起こす主たる原因ではないという事実が明らかになりました。

 

これに対し、「男性8グラム未満、女性7グラム未満」を決定した菱田明医師の反論が・・・

浜松医科大名誉教授の菱田明医師

一般的に体が必要とする食塩摂取量は3グラム程度だといわれています。つまり、本来それ以上は塩分の摂り過ぎであり、摂取量6~14グラムの間で血圧の上昇と関係が見られなかったという理由だけで「減塩をしなくていい」というのは無理がある。

『インターソルトスタディ』では、塩分摂取量が6グラム以下になると明らかに血圧が下がるというデータも示している。こちらに注目すべきです。6グラム以下の塩分摂取を目指すべきでしょう

 

マジか?!

 

塩分6g以下にできれば、確かに血圧は下がるでしょう。

でもさ、その代わりに生命力が、ガタ落ちして死んじゃうよ?

ガンも増えて、自殺者数も増えるでしょう。

これ責任とれるんですかね・・・?(病気を増やしたいなら理屈は通りますが)

 

もういい加減、気付くべきだろう

 

1983年の時点ですでに、ニューヨークのDrジョンニフルフが

減塩の効果はなかった。

塩を与えよ、塩は決して悪者ではない。大衆に対して食塩を減らせと言うことは何ら科学的根拠に基づいていない、健康な人に対して高血圧を予防するために減塩を強制するのは誤りである。

このような警告をしています。

 

それからもう30年以上たっているにも関わらず、この国はいったい何をしているのだろうか?

 


最高のミネラルを摂取する!

【おすすめ】塩・味噌・醤油の選び方


 

 

参考
http://50goen.com/bgennennlankpage.html
http://gunsoh.fc2web.com/salt4.htm#
http://www.music-tel.com/naosuke/nao-h/salt14ooi3-6-16.html

1 個のコメント

  • 塩について、小生も勉強しています。
    高血圧の基準値が130㎜Hgなんて、個体(遺伝等)や年齢に関係なくおかしいいです。昔は、年齢+90て言われてました。内科の先生は、高血圧の診断では、しゃくし定規に塩分を控えて、薬を飲みなさいと言います。死ぬまで、飲み続けるのでしょうか?いやなことです。

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