【目指せアルカリ体質】活性酸素が除去される抗酸化食品&サプリメント

 

人の細胞(ミトコンドリア)は、ph7.35以上の弱アルカリ性の環境でないと活動ができません。

つまり、酸化した環境にいたら死にます。

「ミトコンドリアの死」=「細胞の死」ですから、できるだけ体内は弱アルカリ性で維持したいわけです。

今回の記事では、脱酸化にピッタリな栄養素を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

唾液のpH検査

その前に、

pH(酸性・アルカリ性)について、とても興味深い記事があったので紹介します。

小峰歯科医院 院長 小峰一雄

着色のある患者さんは酸性体質の人が多く、しかも虫歯ができやすい傾向にありました。さらにクリニックにがん患者さんが紹介で来院されたのですが、歯の着色がかなりあり、唾液PHを測定すると極端に酸性に傾いていることがわかりました。

その後も、多くのがん患者さんの唾液検査を続けましたが、全員がPH5台という数値だったのは驚きです。実は、うつ病や慢性疲労、糖尿病などの症状のある人のほとんどが、PH値が低い酸性体質を示します。もちろん病気治療のための薬の影響がないとは言い切れませんが、アルカリ体質を示す人のほとんどが健康だったという結果にも驚かされました。

PH5〜6であれば口の中の細菌はかなり多い、PH7〜8であれば少ないということになります。

予防歯科プログラムの重要性より

測定方法は、「POICウォーター」という水を口に含んで約30秒間うがいをし、吐き出したもののpHを測定しているそうです。

参考までに。

 

では、抗酸化系の栄養素の一覧です。

抗酸化作用をもつ栄養素は以下になります。

ビタミン A、C、E
ミネラル セレン、亜鉛
その他 クエン酸、酢、重曹、コエンザイムQ10
カロテノイド リコピン(赤)、ルテイン(黄)
ポリフェノール カテキン、コーヒー、ワイン、イソフラボン

まず確実に取っておきたいのは・・・

 

それは、上の表にある栄養素ではなく、

・カルシウムDグルカレード
・グルタチオン
・リポ酸

この3つです。これらの成分は、肝臓とミトコンドリアの機能を強化するうえで必須のため、ビタミンよりもはるかに優先順位としては上です。

肝臓の機能を高めるサプリメント【解毒と抗酸化】

 

その次に、

ビタミンCクエン酸です。

最低限、ビタミンCとクエン酸だけはコマめに摂取しておいて、あとのモノについては不足しない程度に、あるいは食べたくなった時に、ちょこちょこ取っておけば問題ありません。

ただし、それはすでに健康である人の場合です。

病気だったり、体調がすぐれない人の場合は、かなり大胆に他のモノも摂取していかなくてはなりません。

 

では、それぞれの特性について見ていきます。

 

抗酸化❶ ビタミン系

ビタミンA(脂溶性)

粘膜(口腔、肺、消化器官)の正常化
視力

ビタミンAが不足すると、バリア機能(粘膜・皮膚)が低下し、感染症や皮膚炎にかかりやすくなります。

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ビタミンC(水溶性)

コラーゲンの生成
免疫強化

ビタミンCは水溶性ビタミンなので、水に溶けて存在し、主に水のある部位(細胞内、血管、眼球)において抗酸化作用を発揮します。

それ以外にも、ビタミンCは、体内のタンパク質(アミノ酸)の一つであるヒドロキシプロリンの合成に必須で、不足するとコラーゲンなどの生成ができなくなります

 
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コラーゲンは、人体におけるタンパク質全体の30%を占め、皮膚、骨、血管を丈夫に保つための材料として使われている。

ビタミンC不足によりコラーゲンが生成されずに起こる病気(欠乏症)が壊血病です。

壊血病とは血管がもろくなることで出血性の障害が体内の各器官で生じる病です。

以前は原因が分からない謎の病でしたが、今ではビタミンCの投与を行うことによって発病しなくなりました。

免疫強化作用もあり、白血球をサポートすることから、ガン治療などにおいて高濃度ビタミンCの点滴が使われています。

 

ビタミンE(脂溶性)

ホルモン分泌調整
血行促進、抗血栓

ビタミンEは脂溶性ビタミンで、主に、油で構成されている部位の抗酸化物質として働いてくれています。

体全体の15~20%は、油(脂質)でできていて、脳や細胞膜、骨髄、リンパ、ホルモンなど、とても重要なところの材料として使われています。

ビタミンEには、これら油の酸化を防ぐ働きがあるので、酸化によって発生する様々なリスクから身を守ってくれています。

 
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単体よりも組み合わせによって効果が倍増します

抗酸化ビタミンであるA、C、E(エース)は、一緒にとることで相乗効果で抗酸化作用がアップします。

 

抗酸化❷ カロテノイド(脂溶性・動物性&植物性)

リコピン(赤色)

 紫外線から肌を守り保水機能を高める

よくある「リコピン」の説明

最新の実験では、β—カロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍以上の抗酸化力があると報告されています。

おそらく、これは何の根拠もない数字なので過剰な期待はやめましょう。

リコピンの抗酸化作用を調べた検査は、試験管内や動物での実験のみで、人間に同様の効果があるかは分かっていません。

実際、サプリなどありますが、効果を感じたなどの声は、ほとんど聞きません。なので、特に頑張って摂取しなくても、食べたい時にトマトを食べる程度でいいと思います。

参考サイト:https://futurefitnessfood.com/2017/10/27/tomatodiet/

 

ルテイン(黄色)

目の疲れ(酸化)にはルテインが抜群

ルテイン 10mg 120ソフトカプセル (海外直送品)最近の、目の疲れ系サプリには必ず含まれている成分です。

ルテインは、目の黄斑部や水晶体にある事が確認され、光による細胞の酸化をバリヤーしてくれています

目の疲れ、視力の低下はもちろんですが、老眼もルテインの不足が原因の一つになっているようです。

ルテインが多く含まれる食材は、緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリー、カボチャ、パセリ、ケール)が上げられます。ちなみに、ブルーベリーにはルテインは含まれていません。

安定的にとりたい場合は、やはりサプリを使うことになります。

とりあえず、間違いないのは「Now社」のルテインです。

【飲み方】

脂肪を含む食事と一緒に、1日1カプセルを服用します。
さらに、アントシアニン(ブルーベリー)とルテインを同時に摂ると相乗効果でより目に効きます。

まずは、ルテイン10mgで一ヶ月、効果がなければ20mgタイプにレベルアップしていきます。

 

抗酸化❸ ポリフェノール(水溶性・植物性)

カテキン、コーヒー、ワイン、イソフラボンなど

ポリフェノールは植物に含まれる成分の総称で5000種以上も存在し、植物が外敵から身を守るために作られる成分とされている苦みや渋みが特徴です。

ポリフェノールは摂取後約2時間で抗酸化作用が高まり、4時間ほどで消えるので、こまめに取るのが効果的
とのことです。

一方で、これまたコーヒーや緑茶に含まれている「カフェイン」ですが、カフェインの主な作用が、中枢神経を興奮させることによる覚醒作用です。

なので、コーヒーやお茶は、日中スイッチオンしたい時には良いですが、就寝前などには注意が必要です。

 

抗酸化❹ その他

クエン酸

キレート作用
便秘改善
疲労回復

クエン酸には、ビタミン・ミネラルなどの吸収率を高めるキレート作用があるのが特徴です。

ビタミンB群と一緒にとることで、エネルギー代謝が促進され、より疲労回復の効果が期待できます。

もちろん、酸化した状態の体内をアルカリ化するのにも抜群に効果を発揮します。つまり万病に効くので、ふだん飲んでいる飲料水とかに少しだけクエン酸を入れて飲むことで、あらゆる病気の予防や改善に繋がります。

「クエン酸は効果なし」は嘘です。疲労回復やあらゆるメリットあり

 

殺菌、防腐作用
便秘改善
疲労回復

お酢には「酢酸」や「クエン酸」が含まれます。

特徴としてはクエン酸と同じく、体内に入るまでは「酸性」を示し、体内に入ると酢酸は分解されて「アルカリ性」に変わります。

また酢酸には、強力な殺菌力あり、サルモネラ、ぶどう球菌、腸炎ビブリオといった食中毒菌に対して、殺菌効果が発揮されることが分かっています。

 

重曹(炭酸水素ナトリウム)

■ 重曹風呂で全身アルカリ化
胃の改善(胃薬の変わり程度)
 虫歯予防・再石灰化

重曹を飲むのは正直微妙です。

重曹ウォーターのお手軽レシピ
・重曹 小さじ1/2(2-3g)
・水 200㏄
・一日3gまで

「重曹は、一日一回小さじ一杯分を水に溶かして飲む程度ならば副作用はなく、胃の調子を良くする効果もあるそうです!」

こんな感じで、多くのサイトで説明されてるわけですが、

炭酸水素ナトリウムの量 × 0.7 = 食塩の量

つまり、重曹で3gとってしまった場合、約2gの食塩をとっていることになるわけです。

厚生労働省が推奨している塩分摂取量の目標値は、成人男性で8.0g未満、成人女性で7.0g未満。さらに、高血圧患者のガイドラインでは、6.0g未満となっています。

それと、

重曹はクエン酸と違い、終始アルカリ性ですから、胃に入った時点で、強酸性(pH1.5)である胃酸を中和してしまいます。この性質を利用した胃薬があるくらいですので重曹を飲むべき状態でもないのに無理に飲むと、胃の消化機能を損ないます。

というわけで、

重曹を飲むメリットがある人

重曹を飲むメリットがある人がいるとすれば、健康な人が胃薬の変わりとして飲むぐらいでしょう。実際、OTCの胃薬にはよく入っています。

ただ、それも決して毎日飲むものではなく、症状があるときだけ服用するという感じです。

炭酸水素ナトリウム添付文書

重曹を飲むことのリスク

・余計な塩分を摂取してしまう
・胃酸を中和して消化機能を損なう

酸性に傾いた体をアルカリ方向に持っていく効果はあると思いますが、全体的にみると余りお勧めはできません。

それよりも、重曹は風呂に使うべし!

国産 重曹25kg 食品添加物 掃除・洗濯・お料理(炭酸水素ナトリウム)例えばガン患者の場合、

重曹500gを1Lの水に入れて65°以上のお湯で沸かして、それを湯船に入れます。30分ほど湯につかります。

重曹を沸騰させると、炭酸ガスが抜け、phが上がり、粒子が小さくなることで、全身にアルカリ成分が届きやすくなります

よって、お風呂での「経皮吸収」効果は、点滴級なので必ずやったほうがいいです。

重曹は「虫歯ケア」に抜群に効きます。

今すぐ虫歯の原因を知ってください。

 

コエンザイムQ10(脂溶性)

ATP(エネルギー)生成の補酵素

ビタミンE同様、脂溶性のコエンザイムQ10はビタミンEと協力しながら、細胞壁などの油で構成されている部位を活性酸素から守ります。

食品では、肉魚などの動物性食品に多く含まれています。

 

抗酸化❺ ミネラル系

セレン

有害物質(水銀、ヒ素、カドミウム)の毒性を弱める
プロスタグランジン(血行促進ホルモン)の構成成分

セレンは体内に10mg程度しかないミネラルです。

おもに魚介類、穀物、野菜に多く含まれているので、日本人の通常の食生活であれば不足することはありません。

 

亜鉛

■ 100種類以上ある酵素の構成成分
■ 皮膚、免疫、生殖など作用は多彩

亜鉛は、体内に2000mgほど存在し、おもに魚介類、海藻、豆類、肉類に多く含まれ、特にカキの含有量は群を抜いています。

1日の亜鉛の目安摂取量は成人男性10mg、成人女性8mgとされていますが、カキには100gあたり15mgほど含まれているそうです。

だいたい、カキ1個で20gですから、1個あたり3mgの亜鉛が含まれている計算です。

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以上、ここまで抗酸化物質を紹介しましたが、結局大事なのは、

これらはどれも互いに強力し合って体内で働いているので、多くの種類を摂取したほうが効率よく機能してくれます。

 

抗酸化物質を多く含む食品

 

緑黄色野菜

緑黄色野菜はβカロテンを多く含みますので、抗酸化作用が強い食品達です。

アボカド

ビタミンCとビタミンEの2種類の抗酸化物質を多く含みます。

ベリー

ストロベリーやブルーベリーなど、非常に濃い色を持つベリー類には色素のもととなっているポリフェノールが多く含まれています。
これは主に眼球内で抗酸化物質として働くために、眼精疲労などに効果的です。

大豆

大豆イソフラボンという成分が女性の間でも人気ですが、この栄養素も抗酸化物質として働きます。
しかし、過剰に食べすぎてしまうとイソフラボン過剰による健康被害を被ってしまいます。
ビーガンなどの菜食に取り組まれている方は注意が必要です。

緑茶

緑茶に含まれるカテキンという栄養素が抗酸化物質として機能します。
しかし、コンビニの緑茶など安すぎるものの場合、残留農薬が含まれている可能性が高いので注意してください。

もちろん、この他にも様々な食品に抗酸化物質は含まれています。

 

酸化の原因に注意してください。

 

これらは活性酸素がたまる原因です。

・乳酸の蓄積
・食品添加物、ジャンクフード
・たばこ
・アルコール
・薬(農薬、医薬品)
・電磁波、放射線、紫外線
・ストレス(不安、怒り)
・激しい運動
・大気汚染

ストレスについては「【あなたの心が壊れる前に】瞑想のすすめ。」を参考にしてください。

 

有害ミネラルにも注意

ヒ素や水銀、鉛やカドミウム、アルミニウムなどの、いわゆる有害金属もミネラルの一種です。ですが、人体には不要です。

有害ミネラル 原因・汚染源 症状
アルミニウム アルミ器具・ミョウバン
歯磨き粉・膨らし粉・乾燥剤
腎臓、胃腸障害・食欲不振・貧血
アルツハイマー病・パーキンソン病
喫煙・鉛管(水道水)・染料
殺虫剤
貧血・神経障害・脳発達不全
(幼児・胎児)など
水銀 魚介類・歯の詰め物・電池 うつ病・皮膚炎・慢性疲労
徐著不安定・アトピー性皮膚炎
ヒ素 防腐剤(木材)・肉類・穀物類
殺虫剤
色素沈着・皮膚がん・疲労
胃腸障害
ベリリウム 肉類の加工品・半導体
プラスチック金属
呼吸障害・皮膚障害
カドミウム 喫煙・工場からの排水・排煙 腎臓障害・骨粗鬆症・骨軟化症
貧血・脱毛・食欲不振

体には「解毒」機能が備わっているので、体内に入っても便や尿のなかに排出されますが、体内に蓄積されたこれらの有害ミネラルは、活性酸素を増やしたり、臓器に貯まり障害を起こすもとにもなります。

 

有害金属を体から排出するにはミネラルの摂取が必要です。

鉛 ⇒ カルシウム亜鉛
水銀 ⇒ セレニウム亜鉛
ヒ素 ⇒ セレニウム
ベリリウム ⇒ セレニウム
アルミニウム ⇒ マグネシウム
カドミウム ⇒ 亜鉛

まぁ結局、ミネラルも、1つ2つでは人体にとっては何にもならくて、いろんな種類が必要だということです。

 

ちなみに『塩』はミネラルの宝庫です。

塩の正体

 

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