日本のワースト世界一
寝たきり老人世界一
現在約200万人で2025年には300万人に達するのでは?との予想。
欧州の国々にしても欧米各国にしても、病院や老人ホームなどの施設に「寝たきり老人」は、ほぼいません。これは、無理な延命治療が日本では多過ぎること、そして平均寿命に比べ健康寿命がほとんど伸びていないことが、かなり深刻な問題となっています。
医療被曝量世界一
日本人国民 1 人当たりの年間医療被曝量は、2.4mSv で世界平均の5倍で堂々一位。
2011年における日本のCT設置台数は人口100万人あたり101.3台と報告され、2位オーストラリアの44.3台、3位米国の40.9台と比べても突出しております。
農薬使用量世界一
■日本の「農薬使用量」が世界一多いのは本当か?
下のグラフは、FAO(国連食糧農業機関)の統計データベースの、日本、アメリカ、イギリス、フランス、中国の1ヘクタールあたりに何キロの農薬を使用しているのか?のデータです。
黄色のラインが日本です。
結論としては、比較にならないぐらいのダントツ1位です。
いや、小さい面積で長く多く収穫できるような作物をたくさん育てているのが日本の特徴だから、農薬使用量が多くなるのは当然だ。
では、比較してみます。
国土面積や人口密度が近い国との比較
こちらは国土面積や人口密度が近いとされる、ドイツ、オランダ、ニュージーランド、アメリカ、日本との比較です。
黄色のラインが日本ですが、やはり世界一のようです。
オランダのような国土が狭く栽培効率が非常に高い国でも、農薬使用量は日本よりも低く抑えられています。
■日本の「残留農薬規制値」は世界一甘いのか?
よく言われる「日本の残留農薬の規制値は他国の100倍」は本当か?
残留農薬規制値とは?
農産物中に残留する農薬の最大上限値。残留基準を超えて農薬が残留している農産物は、国産品、輸入品を問わず、流通、販売などが禁止されている。
結論としましては、
ある特定の品目における、特定の農薬の基準が高い低いということはあっても、一概にそれだけでどちらが厳しいか?ということは難しい議論です。
例えば、
ブルーベリーに使用される農薬に含まれるアジンホスメチル(殺虫剤)は、国際基準よりも5倍厳しく設定されている。一方で、ぶどうのイミダクロプリド(殺虫剤)は、国際基準よりも1/3ほどゆるく設定されています。
つまり、作物、農薬によって様々であるが正解です。
日本の基準が厳しいか?ゆるいか?というのは作物と農薬、年間の総摂取量などを総合的に加味して考えないといけませんが、農薬使用量が世界一ということは、残留農薬規制値も世界一甘いのかもしれません。
●日本の残留農薬基準は本当に世界と比べて甘く危険なのか?
●農薬使用量の国際比較2018
精神病床数世界一
日本の精神病床数は、1960年代の高度経済成長の時代から極端な右肩上がりが始まっています。
また、平均在院日数も1カ月以内の先進国が多いなか、日本だけが9カ月と、これまたダントツです。
2017年厚労省調査
・精神疾患による入院患者数は28万人
・1年以上の入院患者は6割(17万人)
・5年以上は3割(9万人)
若者の自殺率世界一
15~24歳の自殺率が、90年代以降うなぎ上りです。
Twitter for @tmaita77より
不妊治療で出産できない国世界一
ICMART(国際生殖補助医療監視委員会)による世界60ヵ国を調査した2016年レポートによれば、日本は体外受精の実施件数が世界一多いにもかかわらず、体外受精での出産率は世界最下位でした。
ギャンブル依存症世界一
全世界のギャンブル機の約60%が日本に存在し、ギャンブル依存症は、成人人口の4.8%に当たる536万人に上るとの推計を発表。
各国におけるEGM(ギャンブル用電子的ゲーム機械)の設置台数
順位 国名 EGMの台数
1 日本 4.592.036
2 アメリカ 889.070
3 イタリア 412.252
4 ドイツ 265.000
5 スペイン 249.820
6 オーストラリア 198.418
7 イギリス 157.002
8 カナダ 97.289
9 メキシコ 90.000
10 ペルー 76.278
(The World Count of Gaming Machines 2013より)
食品添加物世界一
■日本
・指定添加物 432品目(うち合成香料140品目を含む)
・既存添加物 365品目
・一般飲食物添加物 100品目
・18類香料リスト 3100品目
・天然香料 600品目計4597品目
日本の食品添加物の数は、これらの分類をどう足すか、香料をどう数えるかによって大きく変わってきます。
■アメリカ
・食品の製造に直接添加する食品添加物・副次食品添加物 600品目
・申請GRAS物質 380品目
・届出GRAS 260品目
・自己認証GRAS 約400品目
・合成香料 2300品目
・天然香料 260品目計4200品目+着色料
なお、この中に「着色料」は入らず、米国では色素添加物は、食用以外の医薬品用、化粧品用も含めて許可された着色料として別途設けられています。ちなみに国全体での着色料の使用量をみると日本よりアメリカの方がはるかに多いようです。
■EU
食品添加物 300品目
ただし、加工補助などに用いられる添加物(香料、栄養素、酵素など)は食品添加物に分類されない。
これらを踏まえると・・・
単純比較すれば、日本が一位かな?という感じですが。
日本の食品添加物の種類が他国と比較してダントツに多いわけではないということだけは分かります。また、国によって認可されている食品添加物が異なるので、単純に比較することができないのが難しいところです。
●日本の食品添加物の種類は世界一では無い
●日米の食品添加物の制度を考える
国会議員の給料世界一
年収 3,300万円
口臭大国世界一(?)
成人のほぼ8割が歯周病の可能性があり、口腔内環境がヒドイ状況に。
誤った情報
薬剤消費量世界一
日本の薬市場は約10兆円といわれている。つまり、世界人口におけるわずか1・6%の日本人が、世界の薬の40%を消費している。これは人口が3億2000万人の米国の約2倍である。
はたしてこれは本当か?
OECD(経済協力開発機構)による2012年の薬剤費国別比較の上位をリストアップしてみると、
1.United States 0.4390
2.Japan 0.1185
3.Germany 0.0735
4.France 0.0556
5.Italy 0.0423
6.Mexico 0.0404
OECD31ヵ国全体に占める割合は、米国がダントツで43.9% 。日本が11.85%です。
よって、「世界の薬の40%を日本人が消費」は完全な誤りです。
ペットの殺処分世界一
■日本
日本では2016年の統計だと、5万6千匹(49%)が殺処分されています。
■アメリカ
アメリカの動物愛護協会によると、アメリカでは毎年推定3百万匹(43%)もの犬と猫が保健所で殺処分されているとのこと。ところが、アメリカにおいては全米の殺処分数を管理している政府機関のような組織がないため、実際にどれだけの犬や猫が殺処分されているかは不明です。
■ドイツ
それとよく言われるのが「ドイツは殺処分0」説ですが、そんなことはありえないわけで、ドイツでは一般住民に野良犬、野良猫を殺させています。正確には「ドイツは犬猫は狩猟駆除されていて、さらに犬にいたっては行政により殺処分されている」のが実際です。よって、殺処分自体はふつうに行われているのです。ここでもドイツ全体の駆除頭数を示す公的統計は存在しませんが、年間猫 40万頭、犬6万5千頭に達すると指摘する動物保護団体もあります。
すでにこの時点で、「日本はペット殺処分世界一」というのが、かなり怪しいことが分かります。結論としては、どの国がワースト1位か分からないというのが答えです。
奇形児世界一
年々、先天異常出産の頻度は増えています。
1999年⇒1.48%
2010年⇒2.31%
グラフをみても、たしかに上昇しているわけですが、1997年以降「心臓血管系」の形状異常が多数発見されるようになりました。
心室中隔欠損
1999年⇒143人
2010年⇒374人
2015年⇒536人
これは、画像診断技術の発展により検査が普及したことで異常を見つけやすくなり、その結果として1997年以降は心臓血管系の形状異常が多数発見され、先天異常と診断される出産頻度も増えた。というのが最大の要因です。
よって、昔よりも「奇形児が爆発的に増えた」わけではありません。
こういった診断技術ひとつとっても各国で差が激しいため、数字だけを見て一概に判断することはできません。
目からウロコでした