体を温めれば、それでいいのか?冷え性の原因を考える。

「冷えは万病の元」と昔から言われてきて、最近では「温めることがとにかく一番だ!」みたいな風潮がより強くなってきました。

今回はそんな風潮に対してアンチテーゼを投げかけたいと思います。

本当に、体を温めればそれでいいのか?

 

結論から言いますと、

加温に頼る生活は危険であり、むしろ場合によっては冷却のほうが重要な時すらあります。

「加温」とは?
風呂、こたつ、カイロ、ヒーター、エアコンなどを使い外部から熱量を増やすこと

加温によって外部からつねに余分な熱量を加え続けると、体内の局所に熱が集中し、結果的に血液循環は悪化します

その理由について、少しずつ説明していきます。

 

加温のデメリット

・熱を生む能力が衰える
・余分な熱が体に残る

加温ではなく「保温」を意識する

つねに意識したいのは加温よりも保温です。

保温の場合は、外部からでなく自分で生み出す熱によって体温を上げ、その熱を逃がさぬよう衣服をまとうだけなので、無駄に熱量が増えたり、局所に集まったりするリスクを抑えらせます。

目指すべきは「頭寒足熱」

人間本来の正しい温度配分は、頭が涼しく手足が温かい状態。つまり頭寒足熱です。

「頭寒」とは、”頭は熱を持たせてはいけない”ということ。つまり、頭部は通気を良くして、熱をこもらせないということです。この状態をキープすることで自律神経のバランスが整い、自然治癒力が高まります。

・健康な人
・免疫力が高い人
・慢性痛がない人

は、「頭寒足熱」の状態になっています。

・不健康な人
・免疫異常がある人
・慢性痛が改善しない人

は、頭に血が上ってしまい足に血が十分に流れていない状態です。

・頭に血がのぼる
・浮き足だつ
・胸がムカムカする
・腹が立つ

このような状態も、「頭寒足熱」とは反対の状態です。

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「熱を捨てる」という考え方

 

スマホやPCを使っていると、負荷が大きくなるにつれ本体は熱をもち、チリチリの状態になります。放っておくと熱暴走を起こし、やがて故障します。

この状態を「良い状態」と判断する人はまずいないはずで、すぐに熱を冷ますのが普通です。

余談ですが・・・

スマホやPCにも正常に稼働することができる「適正温度」というものがあり、それはおよそ30~40℃といわれています。仮に適性温度以上の熱を持ってしまうと、一時的に不具合が発生するだけでなく、内部部品の寿命が極端に短くなってしまいます。

人体もコレと同じで、いくら免疫力が高まるからといって、ただひたすら温めて熱量を増やし続ければ健康になれるかというと、それは大変な間違いなわけです。

つまり、熱を増やすのも大事ですが、熱を捨てる(逃がす)ことも同じレベルで重要なのです。

そのヒントとなるのが、頭寒足熱。
ここを目指すことで、今よりもワンランク健康度が増すはずです。

 



 

血液は「温かい場所」に集合する

 

基本的に、血液は温かい場所(熱量の多い場所)に集まる習性があるのです。

最も分かりやすいのは、ケガや炎症時です。血液が真っ先に来てくれることで修復作業を進めてくれます。痛みが起こるのはその過程です。なので、熱が冷めるまではこの修復作業も終わりません。

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例えばですが、

 

胃腸の調子が悪い人

胃腸の調子が悪く、手足が冷たい場合、血液がお腹に集まっている可能性があります。その場合あえて、お腹を冷却し熱を捨てることで、再び手足への循環が戻り自律神経も整って、胃腸の不具合も回復に向かいます。

生理痛が重い人

生理痛が重い人は下腹部を冷却することで、たまっていた熱がクールダウンし、痛みを和らげることができます。

昔の女性は布ナプキンにノーパンで健康的でした

すぐに寝れない人

不眠症の人は、脳みそに熱が集中しバチバチの状態、つまり活動モードの状態であると判断できます。これではつねに考えごとをしている状態なので寝ようにも寝れないのは当然です。

よくある、旅行前日とか、試合前日にあれこれ考えてしまって全然寝れませんでした!というのと同じです。

こういう場合は、頭や首を冷却し、頭にたまった熱を捨てていくだけで、スリープモードにもっていけます。

 

「頭寒足熱」を目指し、体にメリハリをつける。

 

そういうわけで、冷え性の原因の一つとして、「体の中心への過剰な熱」というのが考えられます。なので出来る限り、

・頭寒足熱を意識して
・過度な加温はしてないか?
・体のどこかに熱がこもってないか?
・体のどこかに炎症はないか?

これらをつねに注視する必要があります。

 

冷え性の種類については気にする必要はない。

冷え性にも、手足末端型、下半身型、内臓型など人によっていくつかタイプが分かれますが、いずれにせよ考え方は同じです。

体のどこかしらに血液や熱が集中してしまっているせいで、血液が他の箇所にまで届いてくれない。というのが、この考え方の基本ですから、まずはそこを見つけて冷却すること。

それは、どの冷え性のタイプであっても変わりはありません。

 

「頭寒足熱」の状態の作り方

下半身(特に足部や足趾)を柔らかくし、循環を良くする

・運動(ウォーキング、ジョギング、筋トレ)
・マッサージ(足裏、ふくらはぎ、太もも、おしり)

5本指靴『ビブラム・ファイブフィンガーズ』の効果

加温 or 冷却をする

・加温→風呂、こたつ、カイロ、ヒーター、エアコン
・冷却→アイスバッグ

風呂で湯につかるときは、全身よりも半身浴、高温短時間よりも低温長時間でつかったほうが効果的です。

その他の加温については皆さん必要以上に温めていると思うので、冷却の方法について説明します。

 



 

冷やし方(アイシングの方法)

 

大原則として!

外部から冷やしたり温めたりすることは、あくまでも補助的な方法であり一時的な対症療法にすぎません最終的には外部のものには頼らずに、食べ物・運動・生き方といった土台部分を強固にし、自らの力で発熱、発散して体温を調整し、頭寒足熱の状態をつくり出せるのが目標です。

❷あくまで、熱がこもっている箇所を狙っていくのが超大原則です。すでに冷えてる箇所を、さらにそこから冷却することは、意味がないどころか危険なので注意してください。

目安

一つの目安として、手で触れたときに、その手よりも熱い、熱があると判断できたのであれば冷却可能です。

 

首ウラの冷却からスタートする

たしかに、「腹を冷やす。」なんてことは一般的にはタブーなので恐ろしく思うかもしれません。なので、まず実験的にやってほしいのは、首のうしろの冷却です。

Ohuhu アイシングサポーター 冷温両用 アイシングバッグ アイスバッグ 温熱パック 冷却パック 背中 腰 頭 関節 首 膝 用 スポーツ障害

とくに現代人は頭でっかちになっていますから、多くの人が効果を実感できるかと思います。

これに慣れてきたら他の箇所にもチャレンジしてみます。

冷やす時間

30分程度

注意点

暖かい空間で行うこと。寒さを我慢してブルブルしながら行わない。

 

冷やしてはいけない箇所

目、耳、胸腺

これらに対しては冷却の刺激が強過ぎるので必ず避けます。

 

解熱したい時

ちなみに解熱したい時には、リンパ節の集合箇所を狙って冷却していくのが基本です。

場所は、
・胸鎖乳突筋
・わきの下
・そけい部

これら太い血管が通っている3ヶ所を狙い血液を冷却していきます。

反対に寒くてどうしようもなく死にそうな時は、これと逆のことをすればいいわけです。

 

最後に・・・

 

体温調節してるのは視床下部、熱を生み出してるのはミトコンドリアです。

ミトコンドリア』とは?
栄養と酸素を使って、エネルギー(ATP)を作り出している発電器官です。1細胞中に平均300-400個のミトコンドリアが存在し、分裂、増殖します。

ミトコンドリアを活性化させるには、有酸素運動が最も効果を発揮します。

ミトコンドリアが活性化すれば、熱を生み出す体制が整い、ガンを含めたその他すべての病気のリスクが激減します。もちろん、冷え性も改善します。

 

ちなみに・・・

 

ミトコンドリアを破壊していくものが、この世には存在することを知っておかなければなりません。

ミトコンドリアの特性

 

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